TikTokは、iPhone 12 ProのLiDARセンサーを使用した初のARエフェクトをアプリのTwitterアカウントで公開した。
このエフェクトは、iPhone 12 ProのLiDARセンサーのおかげでエフェクトの周囲の環境と反応できる紙吹雪と金色の風船を使った新年のお祝いです。
2021年を迎えるにあたり、新型iPhone 12 Pro向けに初のARエフェクトをリリースしました。LiDAR技術を用いることで、周囲の環境と相互作用するエフェクトを作成し、デジタル世界と現実世界を視覚的に繋ぐことができます。2021年はさらに革新的なエフェクトを開発していく予定です! pic.twitter.com/6yFD2FfHta
— TikTokComms (@TikTokComms) 2021年1月6日
ARエフェクトを用いて、タイムズスクエアで使用されているものと似たボールを5秒間のカウントダウンと共に表示します。その後、ボールが爆発して「2021」の風船が飛び出し、紙吹雪が(リアルに)部屋中に舞い上がり、床に落ちていきます。動画のデモでは、LiDARセンサーをARで使用した際の効果をご覧いただけます。
TikTokはARエフェクトを全世界で展開すると発表していますが、TechCrunchによると一部例外もあるとのことです。また、今後さらに多くのARエフェクトがアプリに追加される予定で、いずれもLiDARセンサーに対応したiPhoneとiPadが必要になるとのことです。

Appleは開発者に、LiDARセンサーを活用してサードパーティ製アプリにAR効果や機能を追加できるAPIへのアクセスを提供しており、TikTokは今後登場する数多くのAPIの1つです。
Appleは2019年3月、最新のiPad ProモデルにLiDARセンサーを搭載しました。LiDARは、赤外線を放射して物体の距離を測定し、より正確な3Dマップを作成するARセンサーです。また、2019年10月には、ハイエンドモデルのiPhone 12 Proの発表に合わせて、このセンサーが再び搭載されました。
AppleはAR技術の推進に力を入れており、これはAppleにとって最大の関心事の一つです。Appleが何らかのARグラスを開発しており、これが拡張現実(AR)技術への大きな取り組みの理由ではないかとの憶測も飛び交っています。