独占：WhatsAppがあなたの写真をスキャン – Appleosophy

Appleは2020年6月22日に第31回世界開発者会議（WWDC）を開催し、iOS 14、iPadOS 14、watchOS 7、tvOS 14、そしてmacOS 11 Big Surといった幅広い新ソフトウェアを発表しました。これらの新機能に加え、プライバシー保護にも新たな進化がもたらされています。Appleは毎年、プライバシーとセキュリティを次のレベルへと引き上げており、今年も例外ではありません。

iOS 14およびiPadOS 14では、Appleは、写真やビデオにアクセスするサードパーティ製アプリを制御する新しい方法を導入しました。以前は、サードパーティ製アプリを使用して写真やビデオを誰かに送信する場合、まずアプリに写真とビデオへのアクセスを許可する必要がありました。つまり、サードパーティ製アプリは、送信するつもりがないものも含め、すべての写真とビデオにアクセスできました。iOS 14では、Appleはこれに取り組んでおり、サードパーティ製アプリを使用して誰かに写真やビデオを送信する場合、アプリは送信するように選択した写真やビデオにのみアクセスでき、ギャラリー内の他の写真やビデオにはアクセスできなくなりました。これは、プライバシーに向けて大きく前進しています。これは、iOS 14が備えている多くの素晴らしいプライバシー機能の1つにすぎません。

iOS 14の最初のベータ版のリリース後、多くのユーザーが人気アプリがクリップボードの内容を読み取っていることに気付きました。iOS 14ではいくつかのプライバシー機能が導入され、その一つに、クリップボードへのアクセス時にユーザーに通知する機能があります。LinkedIn、TikTok、Redditなどの人気アプリがユーザーのクリップボードを盗聴し、プライバシーポップアップを表示していることがユーザーの間で確認 されています。RedditとLinkedInはこの問題に対策を講じていますが、 TikTok は依然としてクリップボードの盗聴を続けています。

Appleosophyチームのクリス・グレインジャー氏によって発見された、人気メッセージングアプリWhatsAppは、起動時や更新時でさえ、画像へのフルアクセスを繰り返し要求します。これは、新しいプライバシー機能により、ユーザーはライブラリから特定の写真やアルバムのみを選択し、特定のアプリケーションからアクセスできるようにするためです。これは、WhatsAppがユーザーがアプリを開くたびにすべての写真を要求、つまり「スキャン」しているという事実を示唆しており、前述のプライバシーと透明性に関する様々な問題を引き起こします。

WhatsAppは、アプリを起動または更新するたびに、すべての写真と動画へのフルアクセスを許可するよう常にポップアップで促します。ポップアップには「WhatsAppがあなたの写真へのアクセスを希望しています」と表示されます。これにより、ライブラリから写真や動画を送信したり、撮影した写真を保存したりできます。「さらに写真を選択」と「現在の選択を維持」の2つのオプションがあり、どちらかを選択するとポップアップが閉じます。

WhatsAppからのニュース

WhatsApp は、アプリを開いたり更新したりするたびにこれらのポップアップが表示されないようにするアップデートをリリースする予定です。