これまで、iPhoneが正常に動作しなくなったり、文鎮化してしまったりした際に、最後の手段としてiPhoneのファームウェアを復元する必要がある場合、iPhoneをMacまたはPCに接続する必要がありました。しかし、9to5Macは、iPhone 16シリーズのiOS 18ファームウェアにRecoveryOSが含まれていることを発見しました。これにより、ユーザーは最新のOSを搭載した近くのiPhoneまたはiPadからワイヤレスでiPhone 16モデルを復元できるようになります。
RecoveryOSは、iOS 15.4/watchOS 8.5以降、Apple WatchとApple TVのファームウェアをワイヤレスで復元・回復するためのAppleのソリューションです。最近発売されたVision Proにも、同様のワイヤレス復元ソリューションが搭載されています。現時点では、専用のリカバリパーティションを搭載して出荷されるiPhone 16モデルのみがワイヤレス復元に対応しているようです。そのため、この新しいワイヤレスソリューションは最新のハードウェアに限定される可能性があります。
それでも、近くにMacやPCがないユーザー、特にノートパソコンではなく、部屋に置いてあるデスクトップパソコンから遠く離れているユーザーにとっては、これは大きなメリットとなるでしょう。これは、iPhoneがパソコンからより独立し、つまりPCレスになり、ついに「ケーブルを切る」ことができるようになるための、(最終的なものではないにしても)新たな一歩に過ぎません。
