
Appleは、次世代AIアクセラレータアーキテクチャを開発する65社以上の会員からなる団体「Ultra Accelerator Link Consortium」の理事に正式に就任しました。Appleの参加により、同社は新規格の策定と採用促進に積極的に取り組むことになります。これはつまり、データセンターにおいてAIタスクを駆動する多数のGPUを接続するための規格の策定と推進にAppleが関与することを意味します。
Appleのプラットフォームアーキテクチャ担当ディレクター、ベッキー・ループ氏は、「UALinkは、接続性の課題を解決し、AIの機能と需要を拡大するための新たな機会を創出する上で大きな可能性を秘めています。Appleは長年にわたり、業界の発展を牽引するイノベーションのパイオニアとして、そして協業を続けてきました。UALinkの取締役会に加わることができ、大変嬉しく思います。」と述べています。
UALinkとは一体何でしょうか?簡単に言うと、UALinkはAIハードウェアにおけるNVIDIAの優位性に対抗するための業界標準です。具体的には、この標準規格はNVIDIA独自のNVLink技術に対抗することを目指しています。Tom's Hardwareが昨年秋に掲載した記事で、以下のように説明されています。
UALinkは、多くのAIアクセラレータのスケールアップ接続における業界のオープンスタンダードを目指しており、Nvidia独自のNVLinkの競合相手となることを目指しています。[…] Infinibandは、Nvidiaの優位性に対抗するためにオープンスタンダードを策定している、テクノロジー大手のもう一つの主要コンソーシアムである新興のUltra Ethernetに挑戦しています。
AMDとIntelの支援を受けるUALinkコンソーシアムには、AWS、Google、Meta、Microsoftなどのプロモーターメンバーが参加しています。そして今、Appleも参加しています。
UALinkコンソーシアムによると、「最初のバージョン1.0 200Gbps UALink仕様は、AIポッド内で最大1,000個のアクセラレータを接続でき、IEEE P802.3dj PHYレイヤーに基づいています。この仕様は2024年にコントリビューターメンバーに提供され、2025年第1四半期に一般公開される予定です。」
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